お知らせ
2026.04.10
日本化学産業株式会社(社長・角谷 博樹)は、いわき四倉中核工業団地(福島県いわき市)において、2024年春より建設を進めてまいりました、「いわきテクノロジーセンター」がこのたび完成したことから、4月9日に竣工式を執り行いました。本パイロットプラントは、経済産業省から「重要鉱物の供給確保計画」の認定を受けて、当社の先進的金属リサイクル事業の技術開発に向けたテクノロジ-センターとして、建設したものです。
テープカットの様子
社長挨拶
式典には、経済産業省、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、福島県、いわき市などの行政や地域関係者、当社関係者など約40名が出席しました。式典において、当社の角谷社長は、「私たちの使命は、このテクノロジーセンターで得られる実証データに基づき、次の商業プラント建設を実現することです。世界情勢の予測が難しい中、重要鉱物の供給網を確保することは極めて重要であり、当社もその実現に貢献してまいります。ここ福島県いわき市の四倉の地から生まれるイノベーションの芽を大きく育て、地域やパートナー企業の皆様とともに、持続可能な循環型社会の実現に向けて、貢献したいと考えています」と述べました。
当社は、2023年10月に策定・公表した「新・中期経営計画」において、2030年に向けて「循環型社会の実現」と「脱炭素社会の構築」への貢献をめざす中、薬品事業のビジョンとして「先進的金属リサイクル事業」をはじめとした、ありたい姿を掲げております。本テクノロジ-センターは、このビジョンを実現するための「成長戦略の一環」として重要な役割を担うものです。
当社が長年培ってきた、高度な「分離・精製技術」と「電池材料の研究開発」の相乗効果を発揮させることが当社の大きな強みと考えています。本テクノロジ-センターでは、電気自動車(EV)の使用済み二次電池のブラックマスから、ニッケル、コバルト、リチウム等の希少金属を効率的に分離・精製し、再びEV向け電池材料に戻すという技術実証を行います。これにより、技術開発から事業化に向けた取り組みにつなげ、事業展開をさらに加速させてまいります。
本テクノロジ-センターでの実証を経て、当社は今後、本格的な量産化・事業化を見据え、さまざまなパートナー企業の皆様との協働により、EV向け電池の「クローズドループ・リサイクル」の実現をめざします。
所在地:福島県いわき市「いわき四倉中核工業団地」内
概算投資額:約31億円
稼働開始 :2026年4月